研修状況一覧

研修状況一覧

農作業の様子や農産物の生育状況など、
研修状況をお伝えします。
随時配信

わたしたち、
今こんな研修をしてます!

今期の研修状況を随時配信。
研修生が今どんなことをしているのか現場からお伝えします!

ヤガ類の防除

ヤガ(夜蛾)類は、夏から秋にかけて多くの農産物に被害を及ぼします。 環境保全型農業推進の一環として、アカデミーでは緑色LEDライト(モスバリアジュニアⅡ)をトマト、トウモロコシ、キュウリ、ナス畑で設置し、ヤガ類の密度を減らす工夫をしています。 防蛾灯は夜間にライトを圃場に照らし、夜に活動するヤガ類に昼間だと勘違いさせることで、農作物に寄り付かなくさせ、圃場内での繁殖行動を抑える効果が期待できます。 防蛾灯を設置した畑では、設置していない圃場と比較すると吸蛾類によるトマトの吸汁被害、またアワノメイガ、オオタバコガの幼虫による被害が激減しています。 最近は様々な害虫に対応した防虫灯がありますので、害虫の多い場所では試される価値があると思います。

投稿日:2025/07/24

エダマメの収穫・調整

エダマメは、栽培管理は比較的容易ですが、脱莢から選別、調整作業に労力を要します。 畑から引き抜いてきたエダマメを、マメモーグ(KE-7)を用いて脱莢作業と空莢のふるい落としをしていきます。この工程を機械化することで、手もぎよりも10倍以上の能率で脱莢することができます。 次に、ニンジン洗浄機(SASHINAMI C-6型)でエダマメを洗浄し、風通しの良い場所でしばらく乾かします。 最後に葉くずや茎、マメシンクイガやカメムシ等による被害莢、一粒莢、未熟莢などを取り除く選別作業となり、一つ一つの莢を目視で確認するため、非常に時間がかかります。 あとは計量、パッキングを経て商品化しています。小規模栽培でも上記の機器類は必須ですね!

投稿日:2025/07/11

外来種チュウゴクアミガサハゴロモが大発生

外来種である「チュウゴクアミガサハゴロモ」が、アカデミーにおいても大量に確認されています。 本種は近年日本各地で発生し、令和7年1月に東京都でも病害虫の特殊報が発出されています。 一見日本の在来種であるアミガサハゴロモと似ていますが、チュウゴクアミガサハゴロモは前翅の白斑がより直線的または三角形に近いです(在来種は丸みを帯びた白斑)。 また、在来種よりも雑食性で広範囲の農作物に被害が及びます。幼虫は白く綿のような外見をしています。 現在、ナス、ピーマン、スイートコーン、ウリ科(キュウリやスイカ)、マメ科(エダマメやクロタラリア)、アオイ科(オクラやモロヘイヤ)などで寄生が確認されています。アカデミーにおいて、大きな被害はまだ確認されていませんが、吸汁被害や、排泄物によりすす病が発生するという情報があります。 生物学的にはヨコバイやウンカと同じ仲間に属します。

投稿日:2025/06/25