研修状況一覧

研修状況一覧

農作業の様子や農産物の生育状況など、
研修状況をお伝えします。
随時配信

わたしたち、
今こんな研修をしてます!

今期の研修状況を随時配信。
研修生が今どんなことをしているのか現場からお伝えします!

タマネギの苗づくり

タマネギの定植に向け、苗づくりを進めています。 早生種は収穫時期が早く貯蔵性は低い、中晩生種は収穫時期が遅く貯蔵性は高いという特性に基づき品種選定を行います。今回は、ネギ培養土をつめた200穴のセルトレイに、中早生で作りやすさに定評のある「ターボ」、中生種で辛みが少なく生食向きの湘南レッド、貯蔵性に優れる中晩種のネオアースの3品種を播種しました。 ポイントは、苗の大きさで最終的な鱗茎重と抽苔の発生が決まるという点です。過大に成長した苗や、窒素不足は抽苔のリスクが高まるため、葉鞘(苗の白い部分)の直径が6~8mmを目標に育苗します。 定植は、播種後55~60日後にする予定ですが、より充実した苗づくりをするため、苗はセルトレイごと地床へ移し、亜リン酸液肥を施用しました。ただし、根鉢を抜けやすくするため、時々セルトレイを持ち上げるようにしています。

投稿日:2025/10/06

緑肥用ひまわり、残暑での開花

ジャガイモの後作に導入した緑肥用ひまわり(ジュニアスマイル)が一面に開花しました! 深く根を張って土壌深部のカリウムを吸い上げ、地上部に蓄積することができます。これにより、雨で流亡しやすいカリウムの流出を防ぐ効果が期待できます。同時に、硬盤層を破壊して土壌の通気性や団粒構造を改善します。 また、ひまわりは作物と共生するアーバスキュラー菌根菌(AM菌)を増やす効果があります。AM菌は根から遠くまで菌糸を伸ばしてリン酸を取り入れるため、植物が吸収しにくいリン酸を効率よく供給できるようになります。 約2m高で全面に開花したら、ハンマーナイフで砕き、ロータリーで耕うんして畑にすきこみました。緑肥を導入することで減肥効果も期待できますね!

投稿日:2025/09/22

シカクマメの栽培

シカクマメは熱帯アジア原産のマメ科植物です。日本では昭和後期に沖縄県、鹿児島県、東京都(小笠原諸島)に導入されました。沖縄県では方言に由来し、「うりずん豆」として愛されています。 短日植物のため、収穫時期は8月下旬から10月ぐらいまでになります。暑さにも強いようで、研修農場では特に病害虫の被害も少なく、順調に生育しています。 シカクマメは莢ごと食しますが、タンパク質、各種ビタミン、カロテンを多く含み、健康にも良い野菜です。ぜひ炒め物や天ぷらにして食べてみてください!

投稿日:2025/09/17