
外来種チュウゴクアミガサハゴロモが大発生
外来種である「チュウゴクアミガサハゴロモ」が、アカデミーにおいても大量に確認されています。 本種は近年日本各地で発生し、令和7年1月に東京都でも病害虫の特殊報が発出されています。 一見日本の在来種であるアミガサハゴロモと似ていますが、チュウゴクアミガサハゴロモは前翅の白斑がより直線的または三角形に近いです(在来種は丸みを帯びた白斑)。 また、在来種よりも雑食性で広範囲の農作物に被害が及びます。幼虫は白く綿のような外見をしています。 現在、ナス、ピーマン、スイートコーン、ウリ科(キュウリやスイカ)、マメ科(エダマメやクロタラリア)、アオイ科(オクラやモロヘイヤ)などで寄生が確認されています。アカデミーにおいて、大きな被害はまだ確認されていませんが、吸汁被害や、排泄物によりすす病が発生するという情報があります。 生物学的にはヨコバイやウンカと同じ仲間に属します。
投稿日:2025/06/25