虫のフェロモンを使った害虫防除

コンフューザーVという交信かく乱剤と呼ばれる資材を畑に設置しました。この交信かく乱剤は人工合成した害虫の雌の性フェロモンを封入した製剤で、これを支柱等に巻き付けて畑の各地に設置します。すると、雄が惑わされて雌と出会えなくなり次世代の害虫の発生を防ぐことができます。また、有効成分は虫の作る匂い成分であり毒性は非常に低く安全で、微生物等により容易に分解されるため環境にもやさしいという特徴を持っています。 今回設置したコンフューザーVはコナガ、ハスモンヨトウ、オオタバコガなど様々な害虫を対象とした剤です。できるだけ大きな面積で使用すると効果的なので、アカデミーでは圃場全体の約2haに1000本の資材を設置しました。 アカデミーでは環境に配慮した新しい技術を積極的に導入しています。
投稿日:2022/08/19
