先輩受講生の就農パターンは様々です。
受講までの経緯、農業への思いなどをインタビューしました。
第7期生
(2026年度)
喜久山 彩さん
社会人になってから就農
保育園で栄養士を務めていました。それ以前は、事務職として勤務しながら、自宅で英会話教室を開いていました。
現在、子どもが東京の学校に通っていることに加え、東京は消費者が多く、鮮度の良い野菜をより多くの人に届けられると考えました。
東京都のバックアップがあり、就農に向けたサポート体制が充実していることに安心感を覚えました。また、説明会で試食した小松菜が今まで食べた中でいちばんおいしかったことも、就農への決め手になりました。
事前に八王子研修農場のホームページで先輩研修生のインタビューを読み、YouTubeも視聴していましたのでギャップは感じませんでした。
日中は、ほ場での作業に取り組んでいます。指導員の方たちが栽培方法などを複数提示してくれるので、その中から自分に合った作業方法を考えています。
JAの担当者から、トラクターなどの農業機械について学んだ講座が印象に残っています。初めて見る機械に驚きました。
いつも周囲をよく見てくれていて、とても質問しやすい雰囲気です。
私は農作業の経験がなく、入講時は農業用語すらわからない状態でした。それでも指導員の方は、播種(はしゅ:種まきのこと)や定植(ていしょく:苗を植えること)といった基礎的な用語から一つひとつ丁寧に教えてくれます。
平均年齢40代半ばで、それぞれ社会人経験を積んでいて、明るくユニークなメンバーがそろっています。家庭菜園の経験や知識がある方もおり、心強い存在でもあります。
一緒に作業する機会は多くありませんが、先輩が管理しているほ場のそばを通ると病害虫や作物の状態について教えてもらうことがあります。元気な方たちで、見ているとこちらまで力が湧いてきます。
一人でも無理なく栽培できる作物を選び、地域の方々に食べてもらったり、学校給食へ届けたりしたいと考えています。将来的には、さまざまな事情を抱える人が農業に触れられる機会をつくるのが目標です。
また、栄養士の資格を活用して、野菜の栄養を最大限に引き出す食べ方や、世代に応じた調理法も伝えていきたいです。
農作物の栽培は子育てに似ていると思います。手をかければ作物も応えてくれます。逆に、管理しすぎてもよくありません。子育てが一段落し、新たなキャリアを考えている方にも、農業という選択肢を知ってほしいと思います。農作業の経験がなかった私でも安心して受講できています。