先輩受講生の就農パターンは様々です。
受講までの経緯、農業への思いなどをインタビューしました。
第6期生
(2025年度)
澤田 賢一さん
社会人になってから就農
製造業に従事していました。精密機械の部品を製造する仕事です。転職はしていますが、10年くらいは同じ会社にいました。
高知のショウガ農家で作業体験をし、仲良く作業をしているのを見て刺激を受け、就農を目指そうと思いました。同じようなことを生まれ故郷でもある東京でもできないだろうかと考えたのです。
見学会に数回参加し、スタッフの方たちの雰囲気がよかったことと、4人の先輩と話して農業未経験からのスタートが切れると思えたことです。
学校だからもっと座学が多いと思っていました。でも実際に身体を動かすことで、農作業がどういうものなのかを実感できています。
8時半ごろアカデミーに来て、8時50分から朝礼があります。9時くらいから11時ごろまで収穫作業して、直売があるときは調整作業を行います。昼食後、またほ場に出て16時20分まで収穫や管理作業をします。
作物の生長の早さに驚いています。キュウリは1日収穫しないと育ちすぎてしまいます。4月に種をまいたものが2~3カ月で収穫できるようになったのも、想像以上に早いサイクルです。
就農後を見据えた指導をしてもらっています。この作業はていねいにやったほうがいい、ここは省いてもいいといった具合に、効率よく進めていけるように考えてくれています。
年齢も性別もバラバラですが、お互いに助け合っています。ほかの人の分まで飲み物をとってきてくれるなど、気が利く人がそろっています。
2年生はそれぞれに区画をもち、自分自身で計画を立てて管理をします。自分も1年後は同じことができると思うと楽しみです。
本場・高知に負けないようなショウガ農家になることが目標です。2年間アカデミーで学んだ経験を活かし、独学では得られない学びや気づきを自分の農業に反映させていければと思っています。
本気で農業を目指したいと思っているなら、農業についてしっかり教えてくれる東京農業アカデミーをおすすめします。栽培技術がないとなかなか畑を借りることもできません。2年間ここで学ぶことが逆に就農への近道になると思います。