先輩受講生の就農パターンは様々です。
受講までの経緯、農業への思いなどをインタビューしました。
第6期生
(2025年度)
立山 ひかるさん
社会人になってから就農
大学を卒業してからIT業界にいました。前職ではマーケティング部長を務め、その後、新規事業の責任者として事業開発に携わっていました。
東京都が大消費圏であることです。また、23区をはじめとして緑や農の営みとは対極にある場所が多いので、近くで農業に触れる場所をつくりたいと思いました。
就農に至るまでのまっすぐな道が敷かれていると思いました。
栽培技術はもちろん、販路開発の仕方や財務諸表の見方を教えてくれたり、就農計画の策定をしたりというところもアカデミーのメリットです。
思っていた以上にほ場での作業が多いです。季節によって変わるようですが、今はほ場実習が9割、講義が1割くらいです。
和牛の繁殖農家を営む両親や近隣の農家を見て育ったので、外での作業自体に負担は感じていません。
8時50分に朝礼があり、その後はほ場での作業です。その日の作業は指導員から指示がありますが、指示された範囲のなかで研修生それぞれが自ら効率を考えて動いています。暑さが厳しい日は11時から2時ごろまで室内で調整作業を行うなど、天候によって当日の予定は変わってきます。
農家が経験や勘に頼って判断しているようなことでも、根拠に基づいて体系的に教えてくれるのが印象的でした。たとえば、特定の害虫に効果的な農薬の種類や使い分けなど、実践で役立つ知識をわかりやすく学べました。
研修生一人ひとりをよく見て、性格や身体的にこの作物が合うのではないかなどと導いてくださいます。家庭事情などを考慮した経営スタイルのご提案もいただけます。
年齢差はありますが、仲良くやっています。全員経営者を目指しているので、積極的に動いています。
第1期生から4期生までの先輩約20名が就農されている成功事例があるので安心感があります。先輩方ともつながっていますので、困ったときにはすぐ質問できる環境ですし、頼りになります。
まだ具体的にはなっていませんが、東京ならではの農業を営みたいと考えています。農業にゆかりがない方たちが農の営みを感じられるような存在になれればと思います。
篤農家に弟子入りするなど、アカデミー以外にも就農の道は開かれています。でも、アカデミーは就農に向けて道筋がしっかりと整えられていると感じますので、2年間広く学ぶことで就農に関わるリスクを減らせると思います。