アシタバ採種と播種
アシタバは伊豆諸島を産地とする東京の代表的な野菜の一つです!三宅島への就農を目指している研修生のために、アシタバの栽培をレクチャーします。今回は、採種と播種を行いました。
採種はまず、種子の半分程度が茶色になった時期に花房ごと採取します。採取した花房を10日程度乾燥させておきます。しっかり乾燥させると、花房から種子が簡単に剥がれ落ちます。次に、ザルの上で種子同士を擦り合わせるようにして、小さなゴミをふるうとともに、手作りの箕で軽い種子を風選別しながら調整を行いました。
播種は、セルトレイに行いました。アシタバは発芽率が低いので、各セルに3粒撒きます。好光種子なので、覆土は浅めにします。播種後2週間程度は、たっぷりと灌水することで、種に付着している発芽抑制物質が洗い流され、発芽が揃い易くなります。苗は加温ハウス内で管理し、4月上旬頃に定植する予定です。
投稿日:2024/12/09