第3期生
(就農2年目)
高見 健太郎さん
就農地:東村山市
| 栽培作物 |
サツマイモ、中玉トマト、ピーマン、エダマメ、スイートコーン、ブロッコリー、秋ジャガイモ |
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経営面積は60aから90aに増えました。一人でやるには限界に近い面積になってきたため、比較的手がかからないサツマイモの作付を増やしました。2026年4月にブロッコリーが指定野菜に追加され、安定供給が重視されるようになったのをきっかけに、ブロッコリーも重点的に育てています。
また、冬季に出荷品目を増やすため、秋ジャガイモ(夏に種イモを植え付け、11月頃に収穫するジャガイモ)にも取り組み始めました。
種苗会社とのつながりもでき、品目品種の特性のレクチャーや土壌分析に基づく施肥や土づくりのアドバイスをいただき、栽培技術は上がっていると感じています。
義弟が休日や長期休暇のときに手伝ってくれています。加えて、東村山市で援農ボランティア制度があり、昨年はその制度を利用したボランティアに来ていただいています。
また、地元の中学校2年生が職業体験で来てくれたり、就労継続支援B型事業所の利用者の方々と一緒に働いたりして労働力を確保しています。
アカデミーの同期や先輩・後輩、農場長、指導員の方々とは、現在も交流が続いており、何かあるとアドバイスをもらっています。
就農1年目は、農家派遣研修でお世話になった農家しか交流がなかったのですが、その後東村山市の地域の農業者とのつながりが広がりました。地元の先輩農家からも技術面で教えていただいています。地域の農業者クラブや地区別座談会に参加して、自分のことを知ってもらうことに努めました。勉強会や視察会で、それぞれの農家の栽培方法、経営方法を学んでいます。
アカデミーでは、農業には「人間力」が大事だと教わりました。自分でもコミュニケーションは大切にしている部分で、就農1年目と比べると、人との関わり方やコミュニケーション力は成長したと感じています。
技術面では、経験や先輩農家、種苗会社の教えを通して病害虫防除や施肥などの見極めができるようになってきました。
順調に売り上げは伸びてはおりますが、4歳と1歳の子どもたちの将来を見据えると、経営規模を拡大しつつ省力化を図るなどの経営強化が必要と考えております。
一番の課題は人手不足です。経営面積が増えたことで、収穫期だけでなく、日常的な管理作業でも人手が足りないと感じることが多くなってきました。
今後は、常時、人を雇うのか、忙しい時期にパートに来てもらうのか等、労働力の確保方法と経営の安定化について検討していく必要があると考えています。
「地域との関わり」を大切にしたいという思いから、就農1年目から地域の保育園、幼稚園、子育て施設などの収穫体験を受け入れています。今後はこうした取り組みをさらに増やしていきたいと考えています。
小学校では、食育についての特別授業もさせていただきました。積極的に子どもと関わるイベントを行っていけば、「たかみぃふぁ〜む」のことも知ってもらえますし、子どもたちには食の大切さを伝えられる機会にもなると思っています。
「東村山市わたしたちのSDGsアイデアコンテスト」で東村山産の「サツマイモあん」を作って広げるプロジェクトがあり、入賞できました。このプロジェクトも続けていく予定です。
アカデミーでは、技術面、経営面だけでなく、農家同士や地域とのつながりの大切さを学びました。
アカデミーに入講した方には、研修中の1日1日を大事にしてほしいと伝えたいです。多くの学びを得られると思います。
農業は楽しいことばかりではありません。どんなに具合が悪くても畑に行かなくてはなりませんし、経営面での苦しいときがあるかもしれません。でも、農作物は手をかけた分だけ応えてくれるので、やりがいがあると感じます。
子育てと農業を両立できるか悩んでいる方もいるかと思います。自分はアカデミー入講前に子どもが一人いて、就農してから二人目ができました。アカデミーでの研修中に、子どもが熱を出して欠席、早退したこともありましたが、後日、欠席した日の研修内容を教えていただくなどのフォローもありました。
就農してからは、休んだ分は収入がありません。それでも周りの力を得てなんとか経営できています。
もちろんそのためには、事前に家族の理解と協力を得ることが大切です。